チャンナバルカが成長と共に体色が変化する理由は?年齢ごとの色の特徴もチェックcolumn
🐟 年齢ごとの体色の特徴
🐣【幼魚期】(〜10cm前後、生後数か月)
- 体色は全体的に灰色〜淡い褐色。
- 目立つスポット模様はまだ不明瞭。
- ヒレの色も地味で、全体的にまだあまり美しくはない。
- 目はやや大きく、成魚よりも「かわいらしい」印象。
🐟【若魚期】(10〜25cm前後、生後半年〜1年程度)
- 体色に青紫や緑がかったメタリックな光沢が現れはじめる。
- 背中から側面にかけて丸いスポット模様が浮き上がる。
- 特に光の当たり方で色が変化し、「見る角度によって違う色に見える」。
- ヒレが成長し、先端がやや伸びてきて波打つような優雅さが出る。
🐉【成魚期】(25〜40cm以上、2歳以降)
- 体全体が濃い青紫・深緑・黒に近い色合いになり、メタリックなスポット模様が非常に美しく目立つ。
- ヒレには赤紫や青の発色が出ることもあり、まさに「バルカらしい」神秘的な姿になる。
- 状態が良いと、まるでビロードのような質感に見えることもある。
- 成熟個体ほど色が濃く・深くなり、体色に「風格」が出る。
🎨 色が変化する理由
1. 成長に伴う色素細胞の発達
チャンナ・バルカは色素細胞(クロマトフォア)の構成が年齢と共に変化。
幼魚時には未発達だが、成長によりイリドフォア(反射色素細胞)が増えて金属光沢が出る。
2. 光の当たり方と見る角度
鱗が持つ構造色により、角度によって色が変わる現象が強くなる(=メタリックに見える)。
これは成熟するほど強く出やすい。
3. コンディションと環境
餌の内容、水質、ストレスの有無でも発色が変わる。
特に高タンパク・カロテノイド系の餌(クリルなど)を与えると発色が良くなる。
照明の質も発色に大きく影響(LEDで青〜白系が映える)。
4. 性成熟・ホルモン変化
性的な成熟に伴って色が濃くなる傾向がある。
特にオスは求愛やテリトリーの主張でより鮮やかになることがある。